
ところで、悪評系文献の「高瀬露さんの中傷行為」伝説を見ると、分からない…というか、全く述べられてないことが2点あるんだよね。ひとつは「どんな内容だったか」、もうひとつは「露さんが吹聴する悪口を聞いたという人々の存在」。
まずは「中傷の内容はどんなものだったのか」を考えていきたいと思います。
儀府成一は「宮沢賢治 ●その愛と性」>「やさしい悪魔」の中で以下のように書いています。
あの”運命のカレーライス”事件を境にして、二人の間は画然と割れたあと、
儀府成一「宮沢賢治 ●その愛と性」>「やさしい悪魔」 芸術生活社 1972(昭和47)年
賢治に対するいろんないやがらせをしたというが、どのようなものだったのだろうか。「像に釘うつ」と賢治が書いているのをみても、非情に情熱的だったと云われる人柄からおして、かなり思い切ったことをしたのではないかとも思われる。

私、この文献を初めて読んだ時、思わず「え、知らんのかーい!」って声に出してツッコんじゃったんだよね…。
「中傷して歩いた(いやがらせをした)」という行動は伝わっていても「具体的に何をしたのか・言ったのか」ということまでは伝わっていないのです。
他の「露さんの愚行」は結構具体的に伝えられているのに「中傷行為」はこの一言だけ。なんだか不審に思ってしまいます。

まあとにかく…「女性が関わりのあった男性を中傷する」時に言う内容を、私と管理人が考えつく範囲で以下に挙げてみましょうか。
⚠️高瀬露さんが実際に話したものではありません⚠️
・賢治に結婚を仄めかされ、金銭を騙し取られた
・賢治に夜遅くまで拘束され、貞操をそこないかけた(そこなった)
・賢治は反社会的な団体や人物と関わりを持っている
・賢治は既婚女性とよからぬ関係にある
⚠️高瀬露さんが実際に話したものではありません⚠️

更に繰り返します。上記は私と管理人の想像した「中傷内容」であり、高瀬露さんが実際に話したものではありません。何卒ご留意くださいませ。
…中傷の内容としてはありきたりだけど、放っておくべきものでもないですね。
本当にこんなことを言いふらされたらすぐ周囲に釈明に回ったり露さんに抗議をするなどの行動に出るはずですが、実際賢治および宮沢家は数年間何も対応せず親族だけに了解を求めに行っただけでした。
放置しておける程度の内容であるならそれは「ただの愚痴」というべきものであり、わざわざ文献に書き立て数十年にわたって言い伝えるほどのものでもなくなってしまいます。

「ただの愚痴」で済む内容なら、ほぼ「中傷して歩いたという事実はなかった」と言ってもいいということにもなるよね。

