感想・意見

その他思うこと

新版・もうひとりの”被害者”

本記事で取り上げるのは「宮沢賢治に関わったもうひとりの女性」です。この女性は儀府成一「宮沢賢治 ●その愛と性」>172ページ「火の島の組詩」においてCと表された人です。彼女は賢治研究において「賢治晩年期のヒロイン」のように扱われています。で...
謎の『文書』

昭和5年10月初旬の「日記」

この記事では、関徳弥の「昭和5年10月4日・6日付日記」の内容に関して思うことを述べていきたいと思います。2003年夏に見つかった日記関徳弥の昭和5年の日記というのは、2003(平成15)年7月28日に北上市の古書店で発見された冊子です。そ...
謎の『文書』

昭和2年6月9日付の「ハガキ」

宮沢賢治と高瀬露さん関連の資料で度々目にするのは、「1927(昭和2)年6月9日に露さんが高橋慶吾に宛てて送ったとされるハガキ」です。当記事ではこのハガキの内容について色々考えてみたいと思います。内容に対して抱いた感想まずはハガキの内容を引...
謎の『文書』

宛名のない手紙下書き

この「謎の『文書』」カテゴリでは宮沢賢治と高瀬露さんに関わるとされるものの「色々とはっきりしない部分がある」手紙やハガキなどを取り扱ってまいります。「謎の『文書』」カテゴリ第1回目は賢治が遺した手紙の下書き・下書き断片について思うことなどを...
「悪評」関連

悪評の「伝わり方」を考える

前記事では「悪評」の原因などを高瀬露さん・高橋慶吾の人物像から想像してみました。陰口という形になってはいますが、高橋はあくまで「内輪話」として協会員仲間に「露さんの愚行」を話したに過ぎません。仲間があまりその話題に乗ってこなかったことから「...
「悪評」関連

「悪評」の元ネタ・その原因

当記事では「悪評」の元ネタとなった高橋慶吾の談話・および高瀬露さんの人物像をもう一度引用し「悪評が流されることになった原因」を考えていきたいと思います。元ネタ「座談会「先生を語る」」露さんの悪評の「元ネタ」となるのは、高橋と賢治の教え子2名...
「悪評」関連

「悪評」の出どころについて考える

上田哲さんの論文「「宮澤賢治伝」の再検証(二)ー<悪女>にされた高瀬露ー」はライスカレー事件に言及し始めたあたりで「未完」という形で終わってしまい、残念ながらライスカレー事件及び「悪評」の検証や考察はなされないまま、上田さんは他界されてしま...
「中傷行為」伝説

「中傷行為」伝説と彼女に思うこと

「中傷行為」伝説のまとめとなります。当記事では「中傷行為」伝説や高瀬露さんの「対応」に対しての個人的意見を述べていきたいと思います。個人的意見「中傷行為の有無」「露さんが宮沢賢治の中傷をして歩いた」という行為が有ったのか無かったのか。私は「...
「中傷行為」伝説

「内容」・他の目撃者・もしかして…

「中傷行為」伝説に対して起こる疑問について引き続き考えていきたいと思います。当記事で考える疑問は以下の2点です。「中傷」の内容は具体的に何だったのか「高瀬露さんが宮沢賢治を中傷している」のを見た人は他にいるのか最後に「真実はこうだったのでは...
「中傷行為」伝説

いつ起こったのか・当時の彼女

当記事では「中傷行為」伝説に関する文献を読んでいて起こる疑問の1つ目「それはいつ起こったことなのか」について、そしてそれを考えているうちに新たに起こった疑問について考えていきたいと思います。具体的な時期はいつなのだろう上田哲さんは前記事にて...