高瀬(小笠原)露さんのお誕生日によせて彼女の名誉回復をお祈りします(2023年・令和5年版)

本日12月29日は高瀬(小笠原)露さんのお誕生日です。
1901(明治34)年生まれなので本年2023(令和5)年で122回目のお誕生日になります。

「宮沢賢治に押し掛け女房的に迫った悪女」と伝えられてしまった彼女の本当の姿は、優しく真面目でまた控えめな性格で周囲の人々から慕われる女性でした。
根も葉もない自分の悪評に対しては「事実でないことが語り継がれている」と言ったのみで、一切の弁解や反論をしませんでした。

延べ40年ほど教員生活を続けてこられた露さん、戦後はいわゆる「保健室の先生」として勤めてこられたそうです。
「風の又三郎」に登場する先生の個人的なイメージは露さんだったりします。
(ちなみに筆者が生まれて初めて読んだ賢治作品は「風の又三郎」で、当時から先生は女性だと思っていました)

また19歳でキリスト教の信徒となり、プロテスタントからカトリックへの転会を経て1970(昭和45)年2月23日の帰天まで、およそ半世紀間キリスト教への信仰を貫きました。
(賢治の気を引くために法華経への転向を仄めかしたと言われていますが、これも嘘です)

当サイト「「猫の事務所」調査書」は毎年12月29日を「高瀬(小笠原)露さんの本当の姿がもっと多くの人に伝わり、彼女の名誉が1日も早く回復することを祈念する日」として当記事を掲載いたします。

最後になりましたが…

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