悪評系テキストの考察・感想

悪評系テキストの考察・感想

儀府成一氏の記述に対する意見・感想(2)

なお、儀府氏は高瀬露に関する記述の最後にこのようなことを記しています。一つは、賢治が内村康江をそう思ったり呼んだりしたのはいいとして、われわれまでそれに做って、この人のことを悪魔のように見たり云ったりするのはやめたい、ということだ。突然こん...
悪評系テキストの考察・感想

儀府成一氏の記述に対する意見・感想(1)

儀府成一氏は、1972年に「宮沢賢治・その愛と性」という本を出版しました。その中に賢治と高瀬露のエピソードがかなりのページ数を使って紹介されていますが、私はその文章には森荘已池氏の文章以上に目を覆いたくなるほどひどい内容の尾ひれが付けられて...
悪評系テキストの考察・感想

森荘已池氏の記述に対しての意見と感想

当エントリでは、森荘已池氏の高瀬露に関する記述を読み個人的に引っ掛かった部分への意見や森氏の記述に対する感想などを述べたいと思います。まず、すれ違う際の高瀬露の様子の描写について。「三人の女性」では随分と細かい描写をしていますが、普通道です...
悪評系テキストの考察・感想

森荘已池氏の記述に見られる相違点の考察

森荘已池氏がご自身の著書・コラムで記した高瀬露に関する記述。当エントリでは両者に見られる相違点を比較し、考察したいと思います。まず一つ目の相違点は森氏が羅須地人協会を尋ねたという時期。「三人の女性」では、様々な場所で指摘されていますが、賢治...
悪評系テキストの考察・感想

森荘已池氏の高瀬露に関する記述

高瀬露の悪評の出所は別にありますが、それを全国的に広めることとなったのは森荘已池氏の「宮沢賢治と三人の女性」(以下、「三人の女性」)でしょう。まずは、同書から高瀬露に関する記述を引用していきます。(居留守事件、ライスカレー事件、レプラ発言、...